2011/5/2 志摩〜鳥羽
〜久々のパルケエスパーニャでスペインの雰囲気とパエリヤを楽しむ。鳥羽に移動し、温泉宿では王道の伊勢志摩ディナー。〜

6時過ぎに起床。今日は快晴だ。さあて、まずは朝風呂だね。特に男女が入れ替わるわけでもないので昨日と同じだが、女子にはシルキーバスという細かい泡のジェットバスが気持ちよかったらしい。こちらは一人用の露天風呂をゆったり楽しむ。お風呂を出て、しばらくの間ラウンジでのんびり。朝の太陽の光が気持ちいい。


露天風呂


大浴場でゆったり


ラウンジでゆったり


部屋に戻り、8時前から朝ごはん。1階のレストランに行き、光の差し込むテーブルに着く。まずはオレンジジュースで体を目覚めさせる。さあ、いただきますか。サラダには自家製のハーブドレッシングをかけていただく。新鮮でおいしいぞ。新ゴボウのポタージュスープは、ほんのりゴボウの香りが漂うおいしいスープだ。さらに焼きたてのパンが3種類と、スクランブルエッグとソーセージ。贅沢な朝ごはんをゆったり頂き、栄養補給はばっちりだ。締めにフルーツとヨーグルトを頂き、ごちそうさまでした。


朝ごはん


焼きたてパン


温かいものもある



ホテルの外観


部屋に戻り、準備をしてチェックアウト。すぐ目の前が志摩神明駅なので楽だ。1時間に1〜2本しかないがちょうど9:10の電車が到着するところ。昨日降りた辺りで待っていたら2両編成の前から乗らなければならないので慌てて1両目まで移動して電車に乗る。隣の鵜方駅まではあっという間、駅前にあるニッポンレンタカーで車を借りる。今日一日、よろしくね。


まずは近くにある、横山展望台まで行きましょうか。車で行けばあっという間にビジターセンターに到着。ここから展望台までは山道を10分ほど歩くと展望台はもうすぐ。でもここまで実は車で来れたのね・・・展望台まで来ると、遠くにたくさんの島が広がって見える。でも今日は天気はいいのに残念ながら予報通りの黄砂日和。黄色っぽいかすんだ空気の中なので、たくさんの島々が今ひとつきれいには見えない・・・残念。車に戻り、出発だ。


横山展望所入り口


山道を登る


黄砂で見えない・・


次の目的地は、パルケエスパーニャ。10年以上前に一度来たことはあるが、あまり憶えてないのよね・・・入ってすぐに大きなアーケードがあったり、それを抜けると広場があったりと、このあたりはディズニーランドのミニチュア版。もちろん比べられるものではないが、地方のテーマパークとしてがんばってほしいものです。中は乗り放題なので、まずは屋内型ジェットコースター・マタドールに乗ってみよう。久しぶりに三半規管を揺さぶられるようで、ちょっとふらふら。外に出るとちょうど11時、市庁舎を模した建物ではキャラクターたちが窓から出てくるショーが行われていた。


入口付近


大きなアーケード


キャラクターいろいろ


シベレス広場の噴水


中はジェットコースタ


11時になった


マヨール広場を抜け、ハビエル城博物館へ。ここはスペインの歴史や生活の展示が行われているのだが、ここの目玉は世界遺産「アルタミラ洞窟の壁画」のレプリカ。なんでも世界に3つしかないらしく、かなりリアルに出来ている。続いては「セゴビアの水道橋」。ローマ時代に作られたもので、当時の技術の高さがしのばれる。実際のものは728mもあるらしく、見てみたいな。


動かないよ


ショーがあるのかな


ハビエル城博物館


お祭りで使うヒガンデス


アルタミラ洞窟


セゴビア水道橋


さらに進むと、コロンブスについての展示があった。航海中に書いた日誌のレプリカや、大西洋を横断したサンタマリア号の模型などが興味深い。近代スペインの歴史を見たところでさらに進むと、そこは日本とスペインの関わりを展示していた。となるとやはり出てくるのが、フランシスコザビエル。1540年にポルトガルを発ち、大西洋からインド洋、マラッカ海峡の航海を様々な港に立ち寄りながら進み、日本に到着したのは1549年。長い航海だったんだね・・・下の階に降りると、そこはスペインの生活を紹介するコーナー。陶器や服装、革製品など、スペインらしい生活風景が垣間見える。


コロンブスの日誌


サンタマリア号


新航路の発見


ザビエルのルート


タイルもスペイン風


民族衣装


ハビエル城を出て、ぶらぶら歩く。天気がいいので気持ちがいい。途中にある長い階段を下りると、コロンブス広場に到着。塔の上にはコロンブスの像がある。この辺りまで来ると少し人も減ったかな。


これもでかい


コロンブス広場


アドベンチャーラグーン


サンタクルス通りは上り坂沿いにいくつかお店が並んでいる。「ワインとビールの欧州紀行」というお店には、ヨーロッパ各国ごとのワインやビールが多数展示されていた。ここで飲めればもっといいんだけどなあ。さらに坂道を歩くと、南欧風の教会や花を飾った壁などあってなかなかいい雰囲気。でもやっぱり本場に行きたいね・・・


ワインとビールの欧州紀行


ワインいろいろ


ビールもいろいろ


南欧風教会


花がきれい


きれいだな


そろそろお昼ごはん。スペイン料理のレストラン、アルハンブラに行くと、何組かが待っている状態。少し待てば入れそうなので待っていると、15分くらいで順番がきた。いろいろあるが、ここはシーフーとパエリアセットにしましょう。ノンアルコールビールがあればと思ったが、残念ながらないとのことでここは我慢。マッシュルームのスープとサラダをまずはいただく。そして登場したパエリアは、サザエがいい感じでしっかりした海の風味が美味しい。ゆったりとお昼ごはんを楽しむ。


スープとサラダ


シーフードパエリア


お店の入口


アルハンブラを出て広場に行くと、ちょうど昼のパレードが行われていた。スペインらしいカラフルな衣装を着たダンサーやキャラクターが音楽とともに行進をしていて、華やかな雰囲気だ。さすがにディズニーランドのように混雑はしていないので、ゆったり見られる。パレード終了後は、近くにあったお店でお土産などを見てみる。お皿など良さそうな物もあったが、ちょっと重いかな。


近づいて来た


スペイン村のキャラクター


スペインっぽいな


フィエスタ広場へ。ここはバルセロナのグエル公園をイメージしているのだろう。完成度はともかくとして、スペインのイメージを感じていこう。この近くにはアトラクションが多く、急流すべり系のスプラッシュモンセラー、山をかける絶叫系のグランモンセラーに乗る。こういうの本当に久しぶりだね〜たまにはこんなのもいいかな。もう一つ、つり下げ式のジェットコースター・ピレネーというのがあるのだが、朝は動いていたのに今は点検中。残念。さて、14時半を過ぎたところだし、ぼちぼち出る時間かな。一通り楽しんだし、この後の温泉も楽しみたいからね。お土産やなどを少しぶらぶらし、ゲート前でドンキホーテとサンチョパンサの銅像にご挨拶。車へと戻る。


階段を上がると


グエル公園のつもり


スプラッシュモンセラー


乗れなかったピレネー


お土産屋を見て


そろそろ帰りますか


パルケエスパーニャから、1時間ほどのドライブ。鳥羽近くで少し渋滞があったくらいで、快適に鳥羽駅に到着。4時頃に車を無事に返却して、ここからはホテルまで送迎バスに乗る。駅前にはたくさんのホテルからのバスが来てるんだなあ。バスは海沿いを走り、少し小高いところまで細い道を走る。



ゆったりした時間


すると突然、大きなホテルに到着。今日のホテル「旅荘 海の蝶」だ。わりと新しい感じの大きなホテルだな。たくさんの人に出迎えられながら広いロビーでチェックイン。若い仲居さんに案内され、部屋へと入る。窓から一面に海が見えて気持ちがいいのだが、やっぱり黄砂でかすんで見える。今日一日、外にいたのでさすがにちょっと黄砂ダメージがあるなあ。お茶など頂いて少し休憩したら、とっとと温泉へと行きましょう。温泉はかなり広い湯船で気持ちがいい。露天風呂もゆったり入れて、体についた黄砂をしっかりと洗い流しましょう。


部屋に戻り、しばらくするとお待ちかねの晩ごはん。今回は部屋食で、たくさんのお皿がテーブルに並べられた。伊勢志摩の幸がいっぱいだね。まずはビールで乾杯。今日は一日歩いたので、この喉ごしが気持ちがいい。まずは前菜だが、どうもメニューと違うかな?メニューの前菜はどうみても4月っぽいので、単純な間違いなんだろうが・・・でもどれもおいしいです。造りは豪勢に伊勢海老がたっぷりで、あと2種の地魚もぷりぷりでうまい。次に出たのは小春鯛の桜スープ、上品な塩味が美味しいがこれは4月ではないですか?まあいいけどね。さあ、それではいよいよ今日のメイン、鮑のおどり焼き。コンロの上にのせてみると、鮑がもがくように動き出した。あらら、ごめんね〜しばらく見ていると少し動きが激しくなり、そして動かなくなった。ナイフが少しの力で入ればオッケー、できたかな。柔らかくなった身を切って頂くのだが、さすがに新鮮、海の風味がたっぷりでうまいねえ。


豪華な晩ごはん


前菜


造り


旬香り


焜炉


残酷だが・・・


日本酒は鳥羽の地酒を頂き、ごきげんだ。参宮鍋は豆乳に春野菜がたっぷりと入っていて、シャキシャキの内に野菜を頂くのがいい感じ。サラダ代わりにいいね。その次は洋菜、和牛のロースト。ちょっと趣向が変わっておもしろいかな。最後に油物なのでちょっと重いかと思ったが、ごく軽い衣の空揚げでほっくりとした鱒が楽しめてこれもいいな。口直しの春キャベツとともに、もちろんすべて完食です。締めには伊勢こしひかり、美味しいお米と汁物に香の物、日本人はやはりこう締めたいですね。デザートはくずきりでさっぱりと締め、ごちそうさまでした。


名物参宮鍋


洋菜


油物と口直し


鳥羽の地酒


お食事


甘味


食事が片付けられ、布団が敷かれた。うーん、魅力的だがまだ時間は早いし、ここで寝るわけにはいかないのでホテル内を探検しましょうか。売店がまだ開いているのでお土産を見たり、地下の食事処をのぞいてみたり、のんびり過ごす。でもロビーの電気が消えたら部屋に戻るしかないよね。テレビを見ながら横になっていると、いつの間にか寝てしまいました。