ドイツに別れを告げ、フランス・ナンシーへ。世界遺産のスタニスラス広場は壮観。
マインツを発つ
7時前に起床。シャワーでサッパリして、朝ごはんへと行きましょう。ホテルの1階に行くと朝ごはん場所があり、それなりにお客さんがいるようだ。中に入り奥の席に案内され、さっそく取りに行きますか。ケルンのホテルほどではないものの、ここもたくさんのハムやチーズがあり、温かいおかずもソーセージやスクランブルエッグなどいろいろといただきましょう。味の濃い牛乳をしっかりと味わい、ごちそうさまでした。部屋に戻って準備をして、10時前にチェックアウト。駅前のきれいで便利なホテルでした。また来る機会があれば、ここに泊まりに来よう(100E)。




今日はフランスのナンシーまで移動するのだが、マインツ発の電車の時間は10:39なので駅ナカのお店を見る時間は十分にある。念のために出発の掲示版を見に行くと・・・なんと50分遅れ。昨日に続いて、2日連続の遅れだ。イタリアならまだしも、ドイツでもこうなのか・・・ということで、まだ1時間以上時間があることになりました。まずは本屋さんへ。新聞のところを見ると、最新のKickerがあるぞ。これは週刊のようで、土日の試合が終わったのでこの節の試合が一通り載っているようだ。ざっと見ると、シャルケーバイエルンや昨日のマインツーハノーファーの試合が説明されているが、ドイツ語なのでほとんど分からない。とはいえせっかくなので、記念に買っておきましょう(6.2E)。ドイツ語が分かるようになれば、相当読み応えのある冊子だろうな。ドルトムントのページには、香川がいよいよ帰ってくる、みたいな記事が載っていて、期待の高さが伺える。9月中旬には試合にでられるようなので、またドイツで輝いてほしいものです。できればもう少し早く勝ってきてくれれば見に行けたのだが・・ガンバレ香川!
まだまだ時間がある。昼ごはんのサンドイッチでも買いだそうかと思って何軒かお店を見てみたが、今ひとつピンと来ないなあ。ちょっと大きめのキオスクに入ると、雑誌コーナーのところに岡崎の等身大パネルがあり、マインツのシーズンチケットの広告らしい。こういう広告になるということは、マインツの顔になっているということだよね。昨日は残念だったが、もっと点を入れてほしいな。一通りお店も見たし、ちょっと疲れてきたのでホームで待ちますか。もう本来の出発時間は過ぎているのだが、遅れ時間は相変わらず50分と出ている。そしてしばらくして見てみると、遅れ時間が60分に変わっていました。うーん、早く来てくれ~~・・・11時40分を少し過ぎた頃、ようやく目的の電車が到着。結局約65分遅れというわけですね。早速乗り込み、座席に着く。ふう、ほっと一息だ。電車はすぐに出発し、ようやく落ち着けるぞ。出発してしばらくして、係の人が回ってきた。検札かな、と思っていたら、なにやら申込書のような用紙を渡された。早口の説明を聞き取った限りでは、電車が遅れたのでどうやら特急料金の払い戻しがあるらしい。チケットを購入したクレジットカードに料金が戻るように聞こえたのだが、あとで用紙をよく見るとクレジットカード番号を書く欄はなく、ドイツ内の銀行口座を書く欄しかない。となるとどうしようもないよね・・・電車はその後はスムーズに走り、乗り換えの駅・カールズルーエに到着した。




国境駅で乗り換え、フランスへ
ここは本来乗り換え時間が1時間20分ほどあるはずだったので、ナンシーへのTGVチケット購入やお昼ごはんの買い出しなど行うのに十分だと思っていた。それが65分遅れのせいで、乗り換えまで20分もない状態。とにかくまずはチケットがほしいが、駅構内のチケット売り場に行くと行列ができていた。日本ならまだしも、これは時間がかかりそうだなあ。最悪次のTGVでもいいのだが、ナンシーでの予定が変わってしまう・・・と思っていたら、チケットの自動販売機を発見。
このタイプは初体験だが、タッチパネルで分かり易い。言語を選び、行き先を選び、列車を選び、シートタイプを選び、人数を選ぶ。新幹線の自動販売機と同じことかな。最後にクレジットカードを入れ、無事に購入完了(108.4E)。よし、まだ10分あるぞ。駅ナカのパン屋さんでサンドイッチを2種類買うには時間は十分(5.75E)。ホームに上がると、ちょうど電車が来るところ。シュツットガルトからストラスブール経由でパリへ向かうTGVは、2階建てでほぼ満席。われわれは1階席で、荷物をどう収めるかにちょっと苦労したが、うまく座席の隙間に入れられました。これでようやく落ち着ける。次の乗り換え駅、ストラスブールまでは40分もないので、ちょうど新大阪~岡山間くらいかな。さっき買ったサンドイッチを頂きましょう。ハム入りのとシュニッツェル入りので、いつもながらおいしいです。こうしたドイツ風のサンドイッチも、これで食べ納めかな。




ストラスブールには定刻に到着。そういえば、いつの間にかフランスに入っていたということですね。まったく気づかない国境越えでした。ここの乗り換え時間は9分しかないので、さっさと動きましょう。ローカル列車のホームに行くと、アルザス地方のローカル列車が停まっていた。車体にはコルマールやストラスブールなどの地名と路線図のイメージが描かれている。時間も無いので早速乗り込むと、中は少々クラシカルな感じ。この時間はすいているのかな。ナンシーまでの旅、車窓を見ながらのんびりと過ごす。そして定刻通り、約40分ほどで到着だ。マインツ発が遅れたときはどうなるかと思ったが、結局は予定通りナンシーに着くことができました。よかった。駅前は工事中でスーツケースではちょっと歩きづらいが、まずはホテルへと行きましょう。ちょっと分かりづらかったが無事到着し、チェックイン。言葉がドイツ語からフランス語に変わったぞ。ドイツ語はほとんど理解不能だったが、フランス語ならホテルのチェックインくらいならなんとかなる。これだけでもちょっと安心だよね。内装をリニューアルしたらしいこのホテルは、部屋に入るとヨーロッパでは珍しい日本風の機能的なデザイン。ハンガーの位置とかテレビの位置とか、日本のビジネスホテル風だな。少し休憩して、街歩きへと行きますか。




まずは、明日のパリ行きチケット。駅の自動券売機はさっきと違って使い方がよくわからなかったので、おとなしく行列に並びますか。窓口の数ががそれなりにあるので、それほど待たずに順番が来て、明日のパリ行きTGVの二等車を無事にとることができました(120E)。念のために、一等車の値段も聞いてみたが、二等の倍以上だったので断念。まあ、二等でも全く問題ないからね。さあ、街歩きだ。ここナンシーに来た一番の目的は、マカロンを買うこと。
マカロンと言ってもパリ風のピンクやら黄緑やら水色やら紫といった不気味なものではなく、見た目は蕎麦ぼうろのような素朴なマカロンがナンシー風。Maison des soeur macaronsという有名なお店があるので、目指して歩く。駅前は少し標高が高くなっているのか、緩やかな坂道を下りていくようだ。ここナンシーは学生の多い町のようで、大学の横を歩いていく。歴史のありそうな建物が校舎になっているようで、いい感じですね。しばらく歩いたところで、マカロンやさん発見。早速中に入ると、フランスの伝統的なお菓子がいろいろある中にマカロンを発見。焼きたてで、シートについた状態のまま売られているのだ。1ダースの箱入りがあるので、それをいただきましょう。シートに並んだ12個のマカロン、そのシートを折り返して箱詰めされ、リボンをかけていただきました。これが買えればナンシー訪問の半分は目的達成したようなもの、あとでいただきましょう(8E)。
スタニスラス広場へ
では街歩き再開。そのまま歩いていくと、突き当たりには金色の門がある。そこから入ると、そこはスタニスラス広場。世界遺産にもなっている広場だ。一辺が100メートルはあろうかという広場の真ん中に、スタニスラス公の銅像がある。これまで知らなかったが、スタニスラス公とは18世紀にこのロレーヌ地方を統治した人らしい。銅像ができるくらいなので、功績を残した人なんだろうな。その像の周りを取り囲むように市庁舎やオペラ劇場、ナンシー美術館などが建っている。それらの前にはいくつかカフェがあり、たくさんの人がゆったりとした時間を楽しんでいる。広場をしばらく散策。かなり広いので、ゆっくり回ると結構時間がすぎていた。ちょっと疲れたし、せっかくなのでカフェに入りますか。




もう18時を過ぎているので、早めの晩ごはんにしましょうか。まずはビールで乾杯。
今までのドイツビールから、ベルギービールに変わったぞ。黄金色のStella Artoisと琥珀色のLeffe、どちらも飲みやすくておいしいです。そんなにお腹が減っているわけではないが、久しぶりに生野菜をしっかり食べたい。というわけで、サラダニソワーズをいただく。サラダとはいえ、ゆで卵やアンチョビが入っているのでちゃんと食べ応えがあり、黒オリーブがビールにあう。いいですね。もう一品はこの地方の名物、キッシュドロレーヌだ。正直あまり得意な料理ではないが、名物なので頂きましょう。玉ねぎやベーコンが入っていて、まあ想像通りかな。広場の景色を見ながら、ゆったりとした時間を楽しみましょう。デザートにはチーズ。思ったよりはかなりフレッシュなチーズで、さっぱりしておいしいぞ。フランスでの最初の食事、満足しました(40E)。




今はまだ8時前。この広場では夏の期間は毎晩プロジェクションマッピングが行われるのだが、開始時間は10時から。まだ2時間あるし、少し気温も下がってきたようなので、一旦ホテルに戻りますか。少し休憩したところで、さっき買ったマカロンを頂きましょう。リボンをほどいて箱を開けると、甘くて香ばしい香りが漂ってくる。いかにもおいしそうだな。シートにくっついたマカロンをはがすのだが、この指でつまんだ感じもおいしそうだ。そして食べてみると・・うますぎ。甘さと香ばしさ、そして周りの焼けたカリカリ感と内側のモチモチ感、これはうまい。期待以上だな。この旅行中、少しずつ食べていけるのが楽しみです。さて、そろそろ9時半。出かけますか。もう外はすっかりと暗くなっている。




プロジェクションマップを楽しむ
スタニスラス広場に着くと、広場に面した建物がライトアップされている。下半分がピンク色できれいだな。まもなく始まる音と光のショーに備え、たくさんの人が広場に集まっている。市庁舎がよく見えるよう、スタニスラス公の像のすぐ前に陣取り、準備完了。22時になり、しばらくするとライトアップがはっきりしてきて、音楽が始まった。そしてここからは音と光のショー。ナンシーの歴史を表しているようで、スタニスラス公や広場を設計したエマニュエル・エレがまず表示され、その後は市庁舎の建築の様子が表現される。あとはおそらくナンシーの著名人だったり戦争の頃の様子であったり、市庁舎の形状を利用したショーが次々と行われる。さまざまな色や効果で、見るものを飽きさせないような演出がすばらしい。




時折フランス語のナレーションも入るが、これはちょっと分からないなあ。でも内容はよく分からなくても、この迫力のある音と映像で十分に楽しめる。正面の市庁舎だけでなく、両側の建物にも映像が映されているので囲まれているように感じられ、迫力満点だ。明るくなったり暗くなったり、さまざまな色の光でのライトアップとナレーション、BGMが繰り返される。








約30分間でフィナーレを迎えた。あっという間だったなあ。ナンシーの夏限定のイベントを、十分に楽しみました。 ショーが終了し、広場のライトアップが元に戻った。人はまばらになっていくが、まだ建物はライトアップされているのでこの雰囲気をゆったりと楽しむ。ナンシーという今まであまりイメージのなかった地方都市で、このような規模のショーが行われているなんて今まで知らなかったな。フランスの中でもまだまだ訪れるべき街がたくさんあるということだね。明日はいよいよパリ、久しぶりで楽しみだな。





